空を這う

天を仰げば果てしなく地を見下ろせば万物の小ささを悟る

驕り高ぶり、慢心は身を滅ぼす

今日は真面目な話をしようかなと、

先日こんな記事が出た

中小証券「対面販売」に限界 ネット台頭で構造変化(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44111460T20C19A4EA1000/


なんとも馬鹿げた話だ、というのも去年まで就活をしていた私は証券会社も受けていたのだが、中堅~中小証券会社は口を揃えて対面でこそ~と言っていたのだ。正直当初から前時代的ではないかと疑問に思っていた。無論業界内で働いている訳ではないのだから自分自身の正当性を弁護することは難しい。故にそれでやっていけてるもんなんだなと(勿論やっていけないことはないんだろうけど)思っていた。

しかし蓋を開けてみたらこの様である。減収減益は市況の問題か?否、ネット証券の台頭によってSBI、楽天、松井といった証券会社は伸びを見せている。

時代に乗り遅れた減収減益に転じた証券会社たちは、対面営業こそ正義と言わんばかりに対面営業を推し進めていた。無論、対面営業によるメリットは多くあるしそれを否定するものではないが、現代においてその武器で戦うのは無謀なのだとこの決算で明らかになっただろう。

野村や大和、銀行系列の証券会社たちが看板に胡座をかき続ければ山一の再来もあるかもしれない。
市場の動向を読む証券会社が顧客の動向を読めていないなんてことはあまりにも皮肉なことである。